誓い

>>>>昨今の状況>>>>

 退社後一週間ほどして、今回当工場を辞めた人たちへの職安からの説明会がありました。人数が多いので特別にまとめて実施されました。そこで昨今の求人状況の説明がありましたが、現在の就職状況は非常に厳しいとのことでした。
 再就職支援会社の説明会も行われましたが、やはり同様のことを言われました。
年配者にとっては、さらに状況は厳しいようです。
職安に行ってみると、朝早くから大勢の人でごったがえしています。みんな深刻そうな顔をして求人情報を見ています。
この先、決して平坦な道ではないようです。

>>>>それぞれの想い>>>>

 そうは言っても今回の転進を決意した裏には、人それぞれの想いがありました
ある人は中国での仕事の経験を生かして得意の中国語と中国文化の理解を役立てて中国でおもいきり仕事をしてみたい、またある人は好きな海のそばに住んでできれば違う職業を経験してみたい、またある人は家族と共に転勤の心配をしないでずっとこの故郷で暮らしていきたいなどその想いは人それぞれですが、何らかの想いがありました。

>>>>よみがえる不安>>>>

 今のこの不況の中、皆収入が減ることは覚悟の上での転進です。
もし転進を決意したその想いが実現できなければ、私は何のために今回の転進を決意したのかと将来悔いを残すことにもなりかねません。ただし今の状況では必ずしも思い通りにならないことも多分にありえます。いろんな話を聞くにつれ、妥協を余儀なくされそうだ、最悪収入が減って何も実現しない、そんな不安が頭の中をよぎるのでした

>>>>誓い>>>>

 悔いを残さないための最も確かな方法、それは想いを実現するために最大限の努力をすることでしょう。それはわかっていてもなかなか難しいことです。
 でも就職支援会社などでほかの人に会ってそんな話をしている中で、やはり皆同じような不安と考えを抱いていることを知り仲間同士元気づけられました。いつしか「よし、がんばろう」が合言葉になってきたのです。自分の想いを再度かみしめ、やるだけのことをやってきっと実現してやるぞと、多くの人が自分自身に誓いました。
...まだ活動は始まったばかり。あきらめるには早すぎます

 ...「7.何処へ」 へと続く