何処へ

>>>>求めるもの>>>>

 それぞれに新天地を求めて旅立つはずの我々でした。しかし探してみるとこれこそ自分の求めていた新天地と思えるところは意外と見つかりません!どうやら、自分に合った仕事で給料も高く、家の近くで、将来性があって、おもしろそうで、...そんなところがきっとあると勝手に求め得ぬ夢を描いてしまっていたのかもしれません。

>>>>自分はいったい>>>>

 何ヶ月か過ぎて、当初描いた新天地が見つからない、本当に求めるものはあるのだろうかと迷い始めてきます。そして多くの人が、すべての希望を満足することなど無理なんだと気がつき始めました。
それならば最初とはちがうところを探そうか、どこへ行こうか、どうしようかと再び迷い始めた人も少なくありません。自分はいったいどうしたいのか、それすらわからなくなってきてしまいます。

>>>>でもこれだけは>>>>

 でも結局なにもかもあきらめ妥協したのでは、今回の転進の意味は何だったのでしょうか?
中には最初からひとつのことに強いこだわりを持って転進決意をした人もいました。何でもいいから研究をやりたい、中国へ行って仕事をやりたい、海の近くに住みたいなどと一見変わったこだわりをもった人たちが意外と早く就職を決めていきます。こだわった事以外は妥協せざるを得ないと最初から覚悟していたからでしょうか。
 まだ時間は残されています。なにもかも妥協してはあまりに悲しすぎます。これだけは実現したいというひとつのこだわり、それはまだ大事にすべきです。

>>>>何処へ>>>>

 厳しい現実と、自分の本当の気持ちをもう一度見直して... 何処へ行こうか...
本当の新天地探しは、これから始まるのかもしれません。


 ...「8.厳しい現実」 へと続く